アンバルと赤鉄の話
赤鉄について割とこいつすげぇなって思うのは、今までアンバルと戦って生き延びた元古代怪人(シシィやメル、ラリダなんか)は一様にアンバルが恐怖の対象で見かけると楳図かずおみたいな顔で悲鳴あげんだけど、赤鉄はそれより手酷くボロボロにされた癖にその後も普通にアンバルに接してる。すっげ。
↓続き
練り段階から決定事項の対戦カードだったんだけど、この二人案外似ているとこがあるんだよなぁって。もちろん性格やコミュ力やキャラクターとしてのあれこれは全然違うんだけど、そこよりもっと根幹。これと決めた人物に対して無条件の献身を捧げて己の命を犠牲にするとこ。
平たく言えばラネテさんの為に死ぬことを善としたアンバルと、黒曜の計画の為に笑ってその身を犠牲にした赤鉄ね。いやな共通点だなおい。
お館様は己が妖刀の特性のために4人の犠牲(ともっこと部下)の魂を吸収して自己バフもりもりにして、最終的に自分の身もその力に取り込ませてやっと鬼を倒そうとした。俯瞰で見れば世を、そして世界を憂いて救おうとした人で在って。その大望の為に死ねと言われた赤鉄は笑って御意してたわけだ。まぁお館様も根が善人だから物凄くしんどい選択(なんせ子供の頃から見ていた少年である)なんだけど鬼を斬る為の尊い犠牲として、ね、二人で決めてた。
これは赤鉄がアンバルにビビってないことにも通じる話になるんだけど、タマデアー達のことを調査した上で一番確実に己の魂を総大将の生贄にしてくれそうな人物ってことでコーガはハイドロビーツに目をつけてたわけだ。あの男躊躇いが無いからね。よって元々殺されに行ってるんだから、実際殺されかけたことがビビる理由にならないのよ。
んで、アンバルも本能的に自分によく似た形の献身のありかたを目の前の忍者に感じっとってる。とはいえDLC時空の彼はラネテさんへの色々を少しずつ昇華して前に進みだしてる段階なので、死のうとする気持ちを理解してもそれを全肯定はできないみたいな心情もあったんじゃないかなぁ。昔の自分を見てる心境。その辺牛が変えてくれた。
ま~~~~~~~あいつバーサーカーですし?そういう機微がありながらも自分の邪魔をするなら?ためらいなくパァンですが?????
なんかこう、殺し殺されかけた後々にこの二人その辺面白い関係図になりそうだなって。アンバルの内面の献身とか自己犠牲とかを共感する相手。畳む
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